給湯器のエラーコード意味を解説!知っておくだけで対応しやすくなります!
エラーコードが表示されると、故障したのかな?使い方が悪かったかな?と戸惑いますよね。
少しでもエラーコードの知識があれば最適な対応ができるだけでなく、給湯器の故障を回避することも可能となります。
不安を解消するためにも、エラーコードの意味や対応法を知っておくと役に立ちますよ!
今回は、給湯器のエラーコードの意味と仕組みを解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
エラーコードって何?
エラーコードは、故障や異常な動作が発生した際に表示される数字やアルファベットのことです。
以下の点において重要な役割を果たします。
給湯器は長時間使用されるため、稼働中にさまざまな問題が発生する可能性があります。
エラーコードが表示されると、対応すべき具体的な問題を特定することが可能です。
早期にトラブルを知らせることで、修理やメンテナンスを行うことができるのでエラーコードは、給湯器を使用する方にとって重要な情報源です。
エラーコードが表示されると、取扱説明書やメーカーのホームページで調べることができます。
専門業者がすぐに対応できない場合は、使用者が問題を解決する手助けとなるので非常に便利です。
また、エラーコードをメーカーや修理業者に伝えることで、適切なサポートを受けることができます。
メンテナンスの改善
エラーコードが表示される原因や頻度によって、定期的な点検やメンテナンスの頻度、メンテナンス内容を見直すことができます。
適切なメンテナンスを行うことで、給湯器の寿命を延ばし、より効率的な使用が可能となります。
エラーコードの見方
給湯器のエラーコードは、リモコンパネルの時計表示部分に3桁もしくは2桁で表示されます。
追い焚き機能付き給湯器は3桁、給湯専用の給湯器は2桁です。
3桁のエラーコードが表示される給湯器の場合、最初の2桁は不具合の内容、最後の1桁は不具合の発生場所を示します。
緊急性の高い症状
エラーコードが表示されたら、すぐに業者に連絡すべきか迷いますよね。
取扱説明書などを参考に自身で対処できる場合がありますが、エラーコードによっては緊急性が非常に高いものがあります。
以下の症状のエラーコードが表示された場合は、すぐに専門業者に点検依頼してください。
ガス漏れ
ガス給湯器で致命的なエラーコードであり、すぐに対処する必要があります。
ガス漏れが起きている場合は、すぐにガスの元栓を閉めてください。
この時、注意すべきは安易に換気扇をつけない事です。
もし部屋にガスが充満している状態で換気扇をつけると、ガスに引火し最悪の場合爆発なんてことも。
落ち着いて窓を開けて換気を行ってください。
火の不着火
ガス給湯器のバルブの不正な動作や燃焼不良などが原因で、火が点火しない状態です。
これにより給湯器が正常に機能せず、お湯が出なくなります。
不完全燃焼を放置すると火災の原因となるので、早急に対処してください。
異常な排気
給湯器の排気が正常でなく、危険な状態になっている場合に表示されます。
排気口が詰まっている、排気ファンの故障、排気パイプが正しく設置されていないなどが原因です。
高温過昇
給湯器の水温が異常に高くなり過ぎる場合に表示されます。
水温制御装置や絶縁材料の劣化などが原因です。高温のお湯や蒸気が出る可能性があるため危険です。
エラーコードが表示され、故障内容が上記であった場合は給湯器の安全を確保するためにも早急な対処が必要です。
専門業者に相談し、修理を依頼しましょう。
エラーコード888は故障ではない!
リモコンパネルに888が表示されたら、それはエラーではなく給湯器の点検時期が来たことを知らせるサインです。
自分では対処できないので、専門業者に点検依頼をしましょう。
古くなった給湯器も使い続けられなくはありませんが、故障が増えるリスクがあります。
さらに、長く使い続けると必要な部品が手に入らなくなることもありますので888の警告が出たら、新しい給湯器の購入を検討するのが賢明です。
安心して快適なお湯をお楽しみいただくためにも、適切なタイミングでの対応をお勧めします。
給湯器が不具合を起こす要因
エラーコードは給湯器の故障を知るための重要なものです。
どのようなことが原因で不具合を起こすのか事前に知ることで、対策を施すことができます。
天候の影響
暴風雨や凍結など、天候の影響は給湯器の不具合となる原因の一つです。
気温の低い冬場などは、配管内に溜まっている水が凍結して、給湯器が使用できなくなることがあります。
氷が溶ければ問題なく給湯器を使用できますが、凍結の際に配管が破裂した場合は修理となります。
また、暴風雨により給湯器内部に水が入った場合は点火不良を引き起こす原因となります。
内部の水が引き乾くまでは給湯器の使用は控えましょう。
耐用年数の過ぎての使用
給湯器の耐用年数は約10年と言われています。定期的にメンテナンスを行っても、耐用年数を過ぎると故障のリスクは高くなります。
また、家庭用給湯器を業務用として使用するなど、過度の使用は部品への負担が大きく劣化を早める原因となります。
給湯器は性能に応じた使用を心がけ、耐用年数が来る前に交換するなどの対応をとることがおすすめです。
給湯器を長持ちさせるポイント
どのように給湯器を使うかで、性能が劣ることなく使用できたり、逆に劣化を早めたりします。
給湯器を長持ちするポイントを解説しますので、参考にしてください。
ポイントは給湯器の周りに物を置かない事です。
給湯器の排気口付近に物があると、排気口を塞ぐ可能性があります。
排気口を塞ぐことで、排気・排熱の逆流を起こし不完全燃焼を起こす恐れがあります。
風に乗って飛んできた葉やビニール、蜘蛛の巣や虫の死骸などでも同様のリスクがあるため、給湯器の周りをこまめに清掃するよう心がけましょう。
入浴剤に注意
入浴剤は使用するものにより、注意が必要です。
給湯器の配管や熱交換器などを劣化させる硫黄成分・塩分が成分表に記載されているものの使用は控えましょう。
また、炭酸系や乳白色の入浴剤は、使用時に追い焚きをしないよう注意してください。
熱交換器を傷める原因となります。
さらに、お湯を濁らせる成分が入った入浴剤は配管を詰まらせやすくなります。
お湯にあまり色がつかず、透明感のあるものを選ぶことがおすすめです。
水を利用する際は水側の栓を開ける
給湯器の電源を切って入るときに、水を利用する際は水側の栓を開けましょう。
給湯器の配管はお湯用と水用で分かれています。
給湯器の電源を切ってる時にお湯側の栓を開けると、冷たい水がお湯用の配管を通ることになり、温度差で結露を発生させます。
結露は配管の錆や腐食の原因になり、給湯器の寿命を縮めてしまう可能性が高くなります。
エラーコードを放置すると危険!
エラーコードが表示され、メーカーのホームページや取扱説明書を参考にしたら「エラーコードが消えた!」と安心する方が多いと思います。
エラーコードが表示されるたびにその場しのぎの対応を続けると、給湯器がある日突然使用できなくなる可能性があります。
また、修理不可能な不具合を起こすきっかけとなり、最悪の場合命に関わる重大な事故に繋がります。
万が一、火災や一酸化炭素が発生した場合は、自身だけでなく近隣住民を巻き込む恐れがあることを忘れずにいてください。
エラーコードは給湯器内で早急に解決してほしい不具合が起きているサインです。放置せず、適切な処置を施すことが大切です。
決して軽視せず専門業者に相談し、最悪の事態を事前に回避しましょう。
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、給湯器のエラーコードの意味を解説しました。
突然表示されると困るエラーコードは、意味を知ることで対応のしやすさは大きく違います。
また、故障を未然に防ぐ方法を理解することで、エラーコードに遭遇することは限りなく少なくなり、安心して生活することができます。
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。