【給湯器の豆知識】お湯が出ない?エラーコード140を解決するための対処法

エラーコード140

お風呂やキッチン、寒い時期には床暖房にも使える給湯器は私たちの生活にはなくてはならないものですよね。

しかし、毎日使うからこそ故障が発生しやすくなります。

故障した時は基本的にエラーコードというものが表示されますが、エラーコードがどんなものかわからないと不安ですよね。

「エラーコードが出た時はどうしたらいいの?」という疑問にお答えしつつ、今回は数あるエラーコードの中の一つで表示されやすいエラーコード140について解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

給湯器エラーコード140とは何のエラー?

エラーコード140とは、温度ヒューズ(過熱防止装置)が断線した際に表示されるエラーです。

給湯器が正常に作動しなくなり、お湯が使えない状態となります。

給湯器の耐用年数である10年前後に発生しやすいエラーであり、知識のない人では直すことの出来ない故障です。

無理に使い続けるとエラーが頻発するだけでなく、給湯温度が調節できないことで急に熱湯が出て火傷をする等のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。

非常に危険度の高いエラーなので、すぐに使用を中止し修理または交換をしてください。

エラーコード140の原因

エラーコード140は、給湯器が異常に熱くなりすぎることで過熱防止装置が働き表示されるエラーです。

原因として内部部品に何らかの問題が起こることが大半ですが、原因とされる部品の故障箇所はさまざまです。給湯器の電源不良や水圧の異常も原因として挙げられます。

他にも、配線の問題や部品の故障、排気ダクトの詰まりなどが考えられます。

正確な原因を特定するためには、エラーコードの表示内容や給湯器のメーカーによる診断方法を確認する必要があります。

エラーコード140の解決方法

エラーコード140が表示された場合は、業者への連絡または相談をするのが一番良いです。

しかし、すぐに業者が来てくれないという事態もありますので、緊急時の応急処置である給湯器のリセットをご紹介します。

エラーコード140が表示された時は試してみてください。

給湯器の電源のリセット

①全ての蛇口を閉め、水やお湯が出ない状態にする

②給湯器の電源をオフにする

③給湯器の電源をオンにして再起動する

④エラーコードが表示されているか確認する

⑤エラーコード140の症状が出ているか確認する

上記の方法でリセットを試みた場合でも、急に熱湯が出てくることがありますのでお湯に触れる時は十分注意してください。

シャワーを浴びながら確かめる等の行為は非常に危険ですので絶対にやめてください

この方法を試し、エラーコードが消えたとしても一時的なものです。

給湯器の電源を落とすことで安全装置が働いている状態を強制的に解除しているだけ、ということを忘れずにいてください。

エラーコードが表示される度に電源のリセットをしても給湯器内部の不具合が解消されたわけではありませんのでご注意ください。

不具合を残したまま使い続けると別の箇所が故障したり、他の部品や配線に負担がかかりますので早急に専門業者に相談してください。

エラーコードが出た時は専門業者へ連絡

エラーコードが頻発するようになったら専門業者に相談すると良いでしょう。

主な相談先は3つです。下記を参考にし、ご自身に合った業者に相談してください。

給湯器メーカー

給湯器メーカーは給湯器の保証期間内であれば、給湯器の修理費用が無料になる場合があります。

保証期間であるか確認しましょう。

もし保証期間内であればメーカーに依頼することをおすすめします。

給湯器は販売から10年ほどでメーカー部品の生産が中止されます。

耐用年数を過ぎたものは特に部品の調達が困難になりますが、メーカーであれば部品が入手しやすいです。

ただし、修理や交換工事は下請け会社が対応するので費用が高くなります。また、依頼してから修理もしくは交換まで時間がかかりますので注意してください。

ガス会社

ガス給湯器の場合は普段から利用しているガス会社に依頼できます。

ただし、ガス会社はガスの販売がメインとなるので修理に時間がかかります。

ガス給湯器を交換する場合、本体価格が割引の対象となっていないことが多いので費用が高額になる可能性があります。

給湯器専門業者

給湯器専門業者は地域密着型なので対応が迅速です。

1日でも早く給湯器の不具合を解消したいのであれば専門業者に依頼するのが最適です。

複数の業者を比較・検討ができるので安心できる業者を見つけることができます。

給湯器専門業者はいろいろなメーカーを取り扱っており、本体の割引率が高いです。

修理や交換の費用をなるべく抑えたい方は給湯器専門業者に依頼することがおすすめです。

修理にかかる費用

修理にかかる費用はメーカーによって多少差はあります。

温度を管理する部品や電気回路の部品、異常過熱で故障した熱交換器を交換する場合は数万円ほどかかります。依頼する業者によっては。

修理の費用+出張費と診断が含まれます。

具体的な金額が知りたい場合は、前もって業者に見積もりを出してもらいさまざまな業者と比較すると良いでしょう。

交換も視野に入れると良い

決して安価ではない給湯器、できれば耐用年数いっぱいまで使いたいですね。

給湯器の耐用年数は約10年と言われていますが、使用頻度によっては耐用年数よりも前に故障等の不具合がおこりやすくなります。

既存の給湯器が設置から7年以上経っているのであれば、そろそろ寿命が近づいている症候となります。

近いうちにエラーがおこるので、修理ではなく交換が良いでしょう。

基本的に給湯器のエラーコードはメーカーで統一されています。

他にも出やすいエラーコード「111」についてはこちらの記事を参照ください。

https://3pm.biz/kyuto/error-code-111/

どのメーカーを使っても過熱防止装置の作動では、エラーコード140が表示されると考えてよいでしょう。

エラーコード140は給湯器内部で不具合や故障が起こることで発生するエラーであり、直すには専門的知識が必要です。

使い続けると給湯器の温度調節ができなくなったり、蛇口やシャワーから急に熱いお湯が出て火傷するなどの二次被害に繋がります。

エラーが出た際は、大変危険ですので自身で解決する行為は絶対にやめてください。

給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、給湯器トラブルの一つ、エラーコード140について解説しました。

エラーコードが出た時に、取扱説明書を見て理解はできてもとっさに対処するのは難しいと思います。しかし、エラーコードというものがどんなものであるか知っておくことで対処や対応は適切に行えます。

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。