エプソムソルトは追い焚きやエコキュートに入れても平気!特徴や相性を紹介!
皆さんは、お風呂でリラックスしたい時に入浴剤は使いますか?
さらに冬場はお風呂のお湯がぬるくなりやすいので、追い焚き機能が活躍しますね!
しかし、追い焚き機能と入浴剤は相性があり、適切なものを選ばなければ追い焚き配管や給湯器を劣化させる原因となり。
入浴剤の一種であるエプソムソルトは、体質改善効果の高い入浴剤であり追い焚き機能に悪影響を与えないため近年話題となっています!
今回は、エプソムソルトについてや入浴剤と追い焚き機能の関係について解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
エプソムソルトとは
エプソムソルトとは、欧米の家庭や海外セレブの方が好んで使っている入浴剤です。
主成分は海水から取れる硫酸マグネシウムの結晶であり塩分は含まれていません。無色・無臭であるため浴槽を傷めず入浴後の後処理が簡単です。
名称に硫酸と付いていることから怖いというイメージを持たれやすいですが、食品添加物の一つであり入浴剤によく使われる素材であるため危険性はありません。
エプソムソルトは、腸の働きを活発にするため便秘の解消や美肌・リラックス効果などの働きがあります。また、代謝も上がり、痩せやすい体質を作る効果があるため健康を意識する方の間で話題となっています。
似ている入浴剤にバスソルトがありますが、バスソルトは「発汗作用から冷え改善」の効果があります。一方エプソムソルトは「デトックスと疲労回復」です。
バスソルトにもデトックスや疲労回復効果はありますが、追い焚きや風呂釜が気になる方はエプソムソルトをおすすめします。
エプソムソルトは追い焚き可能
エプソムソルトは追い焚きしても問題ありません!
追い焚き機能にとって塩分は大敵ですが、エプオムソルトには塩分が含まれておらず風呂釜や配管を痛める心配がありません。
また、循環型のエコキュートでも使用可能です。エプソムソルトの主成分である硫酸マグネシウムは、ポンプや配管を痛める心配がなく、追い焚きと同様に使用できます。
追い焚きを避けたい入浴剤
追い焚き機能は入浴剤を使用しても問題ないですが、適切な入浴剤を選ばなければ給湯器の故障の原因となります。入浴剤の成分は、水と反応するとお湯の匂いや透明度の低下などに影響を与え、追い焚き機能を低下させる恐れがあり、中には浴槽内部・配管・給湯器内部の劣化を招きます。
以下は、追い焚き機能を低下させる可能性が高い入浴剤の成分です。
硫黄・塩化ナトリウム・塩
お湯を循環させる配管の多くは銅で作られています。硫黄は銅を傷つける恐れがあります。また、バスソルトに含まれている塩化ナトリウムや塩は、手入れを怠るとステンレスや鉄製品に錆を発生させる可能性が高いです。錆は配管に穴を開け腐食を起こし、配管の故障や水漏れなどの不具合を引き起こす恐れがあります。
酸化チタン・炭酸カルシウム
酸化チタンや炭酸カルシウムは、濁るタイプの入浴剤に使われています。金属の研磨作用があり、配管に溜まりやすい性質があります。研磨作用で配管が傷ついたり溜まった成分がフィルターを詰まらたりすることで水の循環を悪くする恐れがあります。
食物を含むもの
柑橘類の皮やお茶の葉を入浴剤として使用する方がいます。
食物を入浴剤として使用し、追い焚き機能でお湯を循環させると配管内に食物の成分が残り、雑菌やカビなどを繁殖させる可能性が高いです。循環パイプを定期的に清掃しなければ、追い焚きのたびに雑菌やカビを含んだお湯が浴槽内に流れます。
詰まりの原因となるもの
花びらやおもちゃなどの固形物や、泡の出る入浴剤は追い焚き機能を使うと配管やフィルターが詰まる原因となります。配管やフィルターが詰まると追い焚き機能が正常に働かないため固形物が浴槽内にある場合は追い焚きは避けましょう。また、大きな固形物は排水口が詰まる恐れがあります。そのまま流さず洗面器などですくって固形物を回収しましょう。
使用する入浴剤の選び方
配管や給湯器を劣化させないために、使用する入浴剤を適切に選ぶことが大切です。
入浴剤を使用する場合は下記を参考にしてください。
- 配管や浴槽を傷めない成分が配合されているもの
- 「循環式風呂釜での使用可能」と表記があるもの
- オイル由来やにごり湯ではないもの
- 炭酸ガス系や泡風呂でないもの
どうしても入浴剤を使いたい場合は、中性重炭酸入浴剤がおすすめです。
重炭酸とは、炭酸水素ナトリウムの総称であり温泉成分の中で最も安全性が高く、入浴剤の原料として多く使われています。中性重炭酸入浴剤は、無香料・無着色で浴槽や配管を劣化させる成分が非常に少ないので安心して使用できます。
入浴剤の影響で配管が錆びた際のサイン
入浴剤の成分が配管を劣化させる事があります。中でも配管に錆が発生した場合、別の箇所にも不具合が出る恐れがあるため早急に対処が必要です。
以下のサインが見られたら専門業者に連絡しましょう。
サイン①:水が鉄の味がする・鉄臭く感じる
水道水を飲んだ時に鉄のような味がしたり鉄臭く感じたりします。
味や臭いの変化に気づいた時は配管内が錆びてる可能性が高いです。
サイン②:お湯の出が悪い
お湯の出が悪くなった時は、配管内の錆の影響で詰まっている場合があります。
サイン③:蛇口から赤褐色の水やお湯が出る
お風呂や洗面所、キッチンなどの蛇口から赤褐色の水やお湯が出ます。配管内の錆びが水に滲み出ることで、水が変色したと考えられます。
サイン④:蛇口から出る水に黒い粒が混じっている
配管内の錆が水圧によって押し出され、お風呂や洗面所、キッチンの蛇口から出てきます。
お湯張りやコップに水を入れた際に、黒い粒を発見した場合は配管内が錆びている可能性が高いです。
入浴剤の影響で不具合が起きた場合の対処法
入浴剤の影響で給湯器や配管に不具合が起きた場合、配管の腐食やフィルターの詰まり、温度を調節するサーミスタの異常などが見られます。
このような不具合が起きた際、以下の症状が現れます。
- 循環パイプから異音が聞こえる
- 追い焚きができなくなる
- 設定温度までお湯が温まらない
- 給湯器の配管から水が漏れる
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、エプソムソルトについてや入浴剤と追い焚き機能の関係について解説しました。
入浴剤はバスタイムをより良いものにしてくれますが、使い方を間違えると給湯器が故障する原因となります。エプソムソルトを使用することで、健康面に良い影響を与えるだけでなく給湯器を劣化させず入浴を楽しめます。
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。