エラーコードE201が出た時の対処法とは？故障しにくいアンテナの運用まで徹底解説！

監修者：伊藤 洵弥

アンテナパンダ（給湯パンダ株式会社）代表

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事業立ち上げから年間3000件の施工実績。
主要都市をはじめ全国で対応を行っており、トータル100万戸以上の施工に携わっている。

E201エラーコードとは

E201は、テレビの受信電波のレベルが低下して映像を映せない状態を示すエラーコードです。

地上デジタル放送で電波が弱い場合によく表示され、衛星放送(BS/CS)でも受信強度が不足すると同様に表示されます。

E201エラーコードが出る原因は複数あり、適切な対処をするためには、原因を明確に見極める必要があります。

E201エラーコードが出る代表的な原因は以下のとおりです。

• アンテナの方向ズレ：強風や台風などで屋根やベランダのアンテナが動いてしまい、放送局の方向からズレて電波を受信できなくなった。
   
• アンテナや配線の故障：アンテナ本体が経年劣化や破損で性能低下している、またはアンテナケーブルの接続が緩んだり断線して信号が届かない。
   
• 悪天候による受信不良：豪雨や大雪など天候が悪いと、一時的に電波が弱まったり遮られてアンテナレベルが大幅に低下します。

E201エラーコードの対処法

E201エラーコードが表示された場合、落ち着いて原因を一つずつ確認していくことが大切です。原因によっては、自分でできるいくつかの対処を試すことで復旧できることがあります。

ここでは、自力で試せるE201エラーの基本的な対処ステップを順番に解説します。

1.テレビ本体の再起動

テレビ本体の電源を一度オフにしてしばらく待ちます。

可能であればアンテナケーブルも壁の端子から抜き、約1分後に再度しっかり差し込んでから電源を入れ直してください。

軽微な不具合であれば、再起動で映像が復帰することがあります。

2.チャンネル設定の再スキャン

テレビの設定メニューからチャンネルスキャン（チャンネル自動設定）を実行しましょう。

地デジが映らない場合は地上デジタル放送の再スキャン、BSが映らない場合はBSチャンネルのスキャンを試します。

放送局の受信情報を再読み込みすることで、映像が復帰するケースがあります。

3.アンテナケーブルの接続確認

テレビと壁のアンテナ端子をつなぐ同軸ケーブルがしっかり接続されているか確かめます。

一度ケーブルを抜き差しして、緩みがないよう奥まで差し込み直しましょう。

また、ケーブル自体に断線や劣化がないかも確認します。配線の途中に録画機やチューナーなどを挟んでいる場合は、一旦それらを取り外し、テレビと壁端子を直接つないで映るか試してください。

直接つないで問題が解決する場合は、間に挟んでいた機器が故障している可能性が高いです。

4.アンテナ本体の方向調整とブースター確認

屋外設置のアンテナが風雨で向きが変わってしまった場合、正しい角度に戻す必要があります。

ただし、アンテナが屋根上など高所にある場合は危険なので、手が届く場所に設置されている場合のみ自己調整しましょう。

地デジアンテナは放送塔の方向に向け、BSアンテナも衛星の方角と仰角を正しく合わせます。また、アンテナにブースター（増幅器）を使用している場合は電源が入っているか確認してください。天井裏などにある電源ユニットが抜けていたりブレーカーが落ちていないかチェックし、切れていればオンにします。

ブースターが動作していないと受信レベルが低下するためE201の原因となります。なお、原因が別にある場合、闇雲にブースターを増設しても改善しないので注意が必要です。

5.B-CASカードの抜き差し

デジタル放送視聴に必要なB-CASカード（テレビ裏に挿入するICカード）も点検します。

一度テレビから抜いてホコリを払い、正しく差し込み直してください。ただし、B-CASカードエラーの表示が出ていない場合は、カード自体は故障していない可能性が高いです。カードを抜き差しする際は、金属端子部分を傷つけないよう注意しましょう。

対処をすべて実施しても直らない場合は？

自分でできる対処を全て試しても改善しない場合、アンテナや配線自体に重大な問題が発生している可能性があります。

戸建て住宅の場合はアンテナ本体の故障や倒壊、ケーブル断線などが疑われますので、無理に自力修理しようとせずアンテナ工事の専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

共同住宅にお住まいの場合は自分ではアンテナ設備を触れないため、管理会社や大家さんに連絡して対処してもらう必要があります。

アンテナの耐久性を高める運用ポイント

屋外に設置するテレビアンテナは風雨や直射日光にさらされるため、放置すると劣化して故障の原因になります。

アンテナが故障してしまうと、突然E201エラーコードが発生してしまうため、日頃から運用に工夫を凝らし、エラーを防ぐことが大切です。

ここでは、突然のエラーコードをはっせいさせないために実施したい、アンテナの耐久性を高める運用ポイントを2つ解説します。

定期的なメンテナンスで長持ちさせる

アンテナも他の設備と同様に定期点検やお手入れが重要です。

一般的にテレビアンテナの耐用年数は約10～15年と言われます。しかし定期的な点検やお手入れをしないと劣化が進み、受信不良や故障が起こりやすくなります。

目安として3～5年に一度は専門業者による点検を依頼したり、ご自身でも目視できる範囲でアンテナの状態を確認しましょう。

メンテナンスの時は、アンテナ素子（八木式アンテナの金属部分）の折れや曲がり、固定金具のサビやゆるみ、ケーブルのひび割れなどがないかチェックしましょう。

必要に応じてボルトの締め直しやサビの除去など軽微なメンテナンスをするだけでも、受信状態の悪化やアンテナ脱落といった重大な故障の予防につながります。

設置と設備の工夫で故障リスクを低減

強風地域では耐風性能の高いアンテナや頑丈な固定金具を選ぶ、海沿いでは防錆仕様のアンテナを採用するなど、設置環境に適した機材を使うと長持ちします。

また、アンテナとケーブル接続部に防水キャップや自己融着テープを施して雨水の浸入を防ぐと、腐食や接触不良のリスクが減ります。

アンテナ調整・修理にかかる費用と業者選びのポイント

アンテナの不具合が自分で解消できない場合や、プロに調整・修理を依頼したい場合、その費用相場や信頼できる業者の選び方が気になるところです。

ここでは、アンテナ修理・調整にかかるおおよその費用目安と、業者を選ぶ際のポイントを解説します。

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アンテナ修理・調整の費用相場

実際にアンテナ業者に調整や修理を依頼した場合、作業内容によって費用は異なります。

代表的なケースの費用相場と作業時間は以下のとおりです。

簡単な調整だけであれば費用は1万円未満で収まることもありますが、アンテナ本体を交換する場合は新品部材代も含めて数万円以上かかります。

作業時間は内容によりますが、方向調整のみなら約1時間以内、アンテナ交換工事では2～3時間程度を見込んでおきましょう。

なお、台風や落雪など自然災害でアンテナが壊れた場合は、火災保険（風災補償）が適用されて修理費用が補償されるケースもあります。

業者選びのポイント

アンテナ工事を依頼する際は、以下のポイントに注目しましょう。

• 料金の明瞭さ：見積もり内容がわかりやすいか
• 実績の豊富さ：アンテナ工事の経験年数や施工件数
• 保証・アフターサービス：施工後の保証期間や台風倒壊時の補償など
• 口コミ評判：利用者からの評価が高いか

以上の点を踏まえて複数の業者から見積もりを取り、比較検討すると安心です。

価格だけでなく対応の丁寧さや説明の分かりやすさも重要な判断基準となります。

適切な業者に依頼してしっかり修理・調整してもらえば、アンテナトラブルによるテレビ映りの悩みも早期に解消できるでしょう。

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アンテナパンダ

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申し込んだ次の日にはすぐに来てくれて、屋根上のアンテナなど調べてもらいました。結果的にブースターの故障だと分かり、部品のみの交換となりましたが、とても対応が丁寧で良かったです。何かあったらまた依頼したいと思います。

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原因探しにすぐかけつけていただきありがとうございました！！

結局工事する事もなく、お手間だけ掛けさせてしまったのにもかかわらず、快くご対応いただきました。工事の際には必ずこちらにお願い致します！お友達のアンテナ工事にもご紹介したいです。

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良い口コミ3.15年保証がありがたい

BSテレビが映らなくなり見てもらいました。故障原因や修理内容の説明は分かりやすく、15年保証も今回お願いするにあたっての1つの要因となりました

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街角アンテナ工事相談所

「街角アンテナ工事相談所」はアンテナの工事・交換をしている業者です。
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【関東】東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県
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街角アンテナ工事相談所の口コミ

実際に、街角アンテナ工事相談所に依頼した人の口コミを集めました。

• インターネットで工事を頼むのは初めてで不安でしたが、息子が電話をしてくれました。実際に対応してくださった方は親切で、説明もとても分かりやすかったです。保険も適用でき、工事も問題なく進んだので満足しています。
• ネットでテレビアンテナ業者を探して、何社かに電話をかけましたが、他の業者は連絡がなかったり、対応が3日後と言われたりしました。しかし、街角アンテナ工事相談所は当日にすぐ来てくれました。テレビが見られないのは初めてで、今夜は見たい番組も諦めていたのですが、おかげさまでその番組も無事に見ることができそうです。
• ホームページがとても分かりやすく、電話対応も親切だったので、街角アンテナ工事相談所にお願いしました。アンテナ工事もすぐに取り掛かっていただき、テレビもすぐに見られるようになったので満足しています。作業のスピードも速く、対応も丁寧で安心しました。

※口コミ情報は公式サイト・提携サイト・Googleレビューからの引用です。

アンテナ110番

アンテナ110番は、24時間365日受付しているアンテナ修理・設置業者です。

日本全国に加盟店を持っているので、日本全国すぐに駆けつけることができるのが特徴で、保証年数も8年間と安心して依頼できるアンテナ業者といえるでしょう。

アンテナ110番では、アンテナの新規設置・修理・撤去作業まで対応しています。 

見積り作成までは基本的に無料での対応のため、気軽に相談しやすいという特徴があります。

下記はアンテナ110番の料金表です。

エラーコード：E201に関するよくある質問

ここでは、エラーコード：E201に関するよくある質問をQ＆A方式で解説します。

 E201とE202、E203の違いは何ですか？

エラーを引き起こしている原因が異なります。

• E201：「受信レベルが低い」「信号が届いていない」ことを示すエラーで、アンテナや配線の不具合が主な原因です。
• E202：「放送波が受信できているが、映像情報が取得できない場合」に出ることが多く、チューナーや機器側の問題を示す場合もあります。
• E203：「視聴契約されていないチャンネルを選んでいる」際に出るもので、B-CASカードや契約状況の確認が必要です。

E201が表示されるのはテレビの故障ですか？

いいえ、テレビ本体の故障とは限りません。

多くの場合はアンテナの向き、配線のゆるみ、ブースターの不具合、天候などによる一時的な受信障害です。

BSは映るのに地デジだけがE201になるのはなぜですか？

地デジ用アンテナ（UHF）側に問題がある可能性があります。

混合配線をしている場合、地デジ用とBS用のアンテナ・ケーブル・ブースターの一部が分かれているため、どちらかだけが不調になることがあります。

夜だけE201になるのはなぜですか？

夜間は気温や湿度の変化で電波の反射や干渉が強まり、受信環境が一時的に悪化することがあります。

また、他の電子機器との干渉や建物の照明設備の影響が原因となるケースもあります。

E201を自分で直せない場合はどうすればいいですか？

アンテナの方向調整や配線のチェックを試しても改善しない場合は、専門業者に点検・修理を依頼するのが安全かつ確実です。

共同住宅の場合は管理会社に連絡することが推奨されます。

【要注意】10月に急増するテレビアンテナのトラブル！原因と対策
 

秋の行楽シーズン、そしてスポーツの日。過ごしやすい10月は、自宅でゆっくりテレビを楽しむ時間が増える時期でもあります。

しかし、この時期は夏の終わりから蓄積されたダメージが原因で、アンテナトラブルが急増するため注意が必要です。

突然「テレビが映らない」と慌てないために、10月特有の原因と対策を確認しておきましょう。

台風シーズンの名残と秋の強風によるアンテナのズレや破損

9月までに通過した台風のダメージは、アンテナに静かに蓄積されています。見た目に変化がなくても、固定部分の緩みや部品の劣化が進んでいるケースは少なくありません。そこに10月の「秋の台風」や、変わりやすい天気がもたらす強風が追い打ちをかけ、アンテナの向きがわずかにズレたり、部品が破損したりすることで、急な受信不良を引き起こすのです。

見落としがち！夏に生い茂った木の葉による電波の遮断

「夏の間は問題なく映っていたのに…」という場合、意外な原因が隠れているかもしれません。それは、夏に生い茂った自宅や近隣の木の葉です。特に、秋の長雨で葉が水分を含むと、電波を遮断しやすくなります。アンテナと電波塔の間に木々がある場合、これまで問題なくても、葉の成長によって受信レベルが低下している可能性があります。

冬が来る前に！自分でできる安全チェックと専門業者へ相談する目安は？

年末年始の特別番組が始まる前に、アンテナの状態を確認しておくと安心です。ただし、屋根の上など高所での自己判断は大変危険です。まずは室内で確認できることから始め、少しでも不安があれば専門業者へ相談しましょう。

以下のような症状は、アンテナからの重要なサインかもしれません。

これらのサインが見られたら、被害が大きくなる前に専門業者へ点検を依頼するのが賢明です。早めの対処が、結果的に修理費用を抑えることにも繋がります。

エラーコードから探す

E100というエラーコードが出た場合、多くはテレビ視聴に必要なB-CASカードに関連するトラブルが原因です。

E101は、デジタル放送対応のテレビでB-CASカード（またはC-CASカード、ACASチップ）の読み取りに問題が発生した際に表示されるエラー

E201は、テレビの受信電波のレベルが低下して映像を映せない状態を示すエラーコード

E202は、地上デジタル放送やBS・CS放送、さらには4K放送でも、何らかの理由で電波が届かない場合に発生する一般的なエラー

E209は、テレビのBS/110°CSデジタル放送用チューナーが検出するエラーの1つです。

0020は、テレビの電波受信レベルが低下している際に出るエラーコード

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【八木式アンテナ】魚の骨のような形状をしており、広範囲のエリアに普及しているテレビアンテナ。

【デザインアンテナ】箱型のコンパクトなデザインが特徴のテレビアンテナ。外壁に設置しても家の外観を乱さない形やカラーを展開しています。

【ユニコーンアンテナ】マスプロ電工が販売しているテレビアンテナ。縦長かつスマートな形状が特徴であり、地上波デジタルアンテナの中でも無指向性アンテナである珍しい特性を有しています。

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戸建のアンテナ工事とは？依頼するタイミングや費用を解説

マンションでのアンテナ工事とは？依頼するタイミングや費用を解説