エラーコードE100が出た時の対処法とは？修理方法から原因の見極め方まで徹底解説！

監修者：伊藤 洵弥

アンテナパンダ（給湯パンダ株式会社）代表

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事業立ち上げから年間3000件の施工実績。
主要都市をはじめ全国で対応を行っており、トータル100万戸以上の施工に携わっている。

エラーコード「E100」とは？

エラーコード「E100」は、デジタル放送を視聴するためのB-CASカードに問題がある場合にテレビ画面に表示されるエラーメッセージです。

テレビ本体やケーブルテレビで放送を視聴している際に、B-CASカードが正しく認識・読み取りできないときに発生します。

エラーコードE100が出ると多くの場合、画面には「B-CASカードを正しく挿入してください」などのメッセージが画面に映り、テレビ番組の視聴が停止してしまいます。

似たエラーコードにE101やE102がありますが、これらもB-CASカード関連のエラーコードです。

中でもE100は「B-CASカードが挿入されていない」場合によく表示されるエラーコードで、カードが完全に抜けているか正しく装着されていない可能性が高いです。

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E100エラーが出る原因と考えられる状況

エラーコードE100は、「放送を視聴するためのカード情報をテレビが取得できない」状態になると発生するエラーコードです。しかし、カード状況を読み込めない状態になっている原因は複数あり、原因を明確にしないと効果的な対処は難しいでしょう。

ここでは、E100エラーが出る原因を6つ解説していきます。

B-CASカードの未挿入・抜けかけ

E100エラーが出てしまう最も多い原因として、「B-CASカードが機器に挿入されていない」ことがあげられます。

単純にカードを入れ忘れている場合や、掃除や移動の際に知らぬ間にカードが抜け落ちてしまうと、テレビがB-CASカードを読み込めずエラーコードE100が発生します。

また、カードが完全に抜けてはいなくても奥まで差し込まれておらず中途半端な状態だと、接点がうまく噛み合わずに未挿入と認識されE100エラーが出ることも珍しくありません。

カードの挿入方向の間違い

B-CASカードには決まった挿入方向があります。

向きが逆になっていたり、上下を誤って差し込んでいたりすると、カードを入れているつもりでも正しく認識されません。

カードの向きが間違っていると、ICチップ部分がリーダーに接触せずE100エラーの原因となります。

B-CASカード端子の汚れ・接触不良

カード自体は挿入されていても、カードのICチップ（端子部）に汚れやほこりが付着していると、テレビ側で情報を読み取れないことがあります。

長期間カードを抜き差ししていなかったり、湿気やほこりの多い環境に放置していると、端子が酸化したりゴミが溜まって接触不良を起こす可能性が高いです。

接触不良が起きていると、カードは挿さっているものの「正しく読み込めない」状態となり、結果としてE100やE101エラーが表示されます。

B-CASカードの故障・破損

カードが曲がってしまったり、ICチップ部分に深い傷が付いたりした場合、テレビはカードを正常に読み取れません。

稀なケースにはなりますが、雷サージや静電気などでカード内部のICが破損し、使えなくなる場合もあります。

故障しているカードを使用していると、正しく挿入していても認識されずE100/E102エラーにつながります。

テレビ機器側のカードスロット不良

原因はカードではなく、テレビやレコーダー側のカードリーダーの故障である可能性もあります。

長年の使用による劣化やホコリの侵入、あるいは機器内部の不具合でカードスロットが正常に機能できないと、カードをうまく読み取れません。

別の正常なB-CASカードを挿しても同じE100エラーが出る場合は、機器側の問題である可能性が高いです。

セットトップボックス(STB)の動作不良

ケーブルテレビや光回線テレビのSTBで視聴している場合、機器の一時的な動作不良でカードを認識できなくなっているケースもあります。

例えばソフトウェアの不具合やフリーズを起こしていると、本来挿入されているB-CAS/C-CASカードが読み取れないことにつながります。

E100エラーへの具体的な対処法

E100エラーが発生しても、原因に応じた適切な対処をすることで、自分で解決できるケースも多いです。

上記の対処法を順に実施すると、多くのE100エラーは解消することができます。

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アンテナ110番では、アンテナの新規設置・修理・撤去作業まで対応しています。 

見積り作成までは基本的に無料での対応のため、気軽に相談しやすいという特徴があります。

下記はアンテナ110番の料金表です。

ここでは、重要な対処ポイントを実施する手順ごとに詳しく説明します。

1.機器の再起動

原因が特定できない場合でも、まず初めに簡単に試せる対処法が機器の再起動です。

テレビ本体で地デジやBS放送を視聴している場合はテレビの電源を切り、コンセントから電源プラグを抜いて約10～30秒待ってから再度電源を入れ直します。

ケーブルテレビや光回線テレビのSTBの場合も同様で、一度主電源を切るかリセット操作を行い、再起動してください。

再起動によって一時的なソフトウェア不具合が解消し、カードの読み取りが正常に復帰することがあります。

2. B-CASカードの抜き差し・正しい再装着

E100エラー対応でもっとも基本かつ重要なのが、B-CASカードを一度抜いて正しく挿し直すことです。

テレビやレコーダーの場合、リモコン操作でなく本体の電源スイッチを切り、可能なら電源プラグも抜いて電源を落としてから作業します。

カードスロットの場所を確認し、ゆっくりとカードを抜き取りましょう。

一旦取り出したB-CASカードは、改めて正しい向きで奥までしっかり差し込み直します。

カードの表裏や上下の向きに注意し、軽く押し込んで確実にセットしてください。

挿入後は、再びテレビや機器の電源を入れてエラー表示が消えたか確認しましょう。

3. カード端子の清掃

挿し直しても症状が改善しない場合は、B-CASカードの端子部分の汚れをチェックしましょう。

カード裏面の金色のICチップ部分を、柔らかい乾いた布で優しく拭いて清掃しましょう。

強く擦りすぎると端子を傷める恐れがあるため、軽い力で十分です。

また、テレビ本体側のカード挿入口周辺にホコリが溜まっている場合は、綿棒などでそっと埃を取り除いておきます。

4. 別のカードや機器での動作確認

カードの抜き差しや清掃を行ってもなおE100エラーが消えない場合は、カード自体の故障か機器側の故障かを切り分ける必要があります。

可能であれば、以下の方法で原因の見極めましょう。

• 家庭内に複数のテレビやレコーダーがある場合：今エラーが出ている機器からB-CASカードを抜き、別の機器にそのカードを挿入してみます。別の機器でもそのカードでテレビが映らないようであれば、カード側に問題がある可能性が高いです。
• 手元に予備のB-CASカードがある場合：エラーが出ている機器に、予備または他機器から抜いた別のB-CASカードを挿して動作確認します。その機器で別のカードを使ってもE100エラーが出るようなら、機器本体の問題の可能性が高いです。

5. B-CASカードの再発行・交換手続き

B-CASカード自体が故障していると判明した場合や、手立てを尽くしてもエラーが解消しない場合は、新しいB-CASカードへの交換を検討します。

B-CASカードは放送業界全体で統一管理されているため、カードの再発行や交換はB-CASカード発行元（株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ）で手続きを進めましょう。

カードが物理的に故障している場合、放送事業者やB-CAS社に連絡すれば無償で交換対応してもらえるケースもあります。

6. 機器本体の修理や専門業者への相談

カードを交換しても状況が改善しない、あるいは最初から機器側のカードスロット故障が疑われる場合は、テレビやレコーダー本体の修理が必要です。

内蔵カードリーダーの不具合はユーザー自身では修繕できないため、製品メーカーのサポートセンターや、アンテナ・配線を含めたテレビ受信設備に強い専門業者に相談してみましょう。

カード関連の対処を一通り試した旨とE100エラーが継続している状況を伝えれば、適切な点検や修理対応を案内してもらえます。

【要注意】10月に急増するテレビアンテナのトラブル！原因と対策
 

秋の行楽シーズン、そしてスポーツの日。過ごしやすい10月は、自宅でゆっくりテレビを楽しむ時間が増える時期でもあります。

しかし、この時期は夏の終わりから蓄積されたダメージが原因で、アンテナトラブルが急増するため注意が必要です。

突然「テレビが映らない」と慌てないために、10月特有の原因と対策を確認しておきましょう。

台風シーズンの名残と秋の強風によるアンテナのズレや破損

9月までに通過した台風のダメージは、アンテナに静かに蓄積されています。見た目に変化がなくても、固定部分の緩みや部品の劣化が進んでいるケースは少なくありません。そこに10月の「秋の台風」や、変わりやすい天気がもたらす強風が追い打ちをかけ、アンテナの向きがわずかにズレたり、部品が破損したりすることで、急な受信不良を引き起こすのです。

見落としがち！夏に生い茂った木の葉による電波の遮断

「夏の間は問題なく映っていたのに…」という場合、意外な原因が隠れているかもしれません。それは、夏に生い茂った自宅や近隣の木の葉です。特に、秋の長雨で葉が水分を含むと、電波を遮断しやすくなります。アンテナと電波塔の間に木々がある場合、これまで問題なくても、葉の成長によって受信レベルが低下している可能性があります。

冬が来る前に！自分でできる安全チェックと専門業者へ相談する目安は？

年末年始の特別番組が始まる前に、アンテナの状態を確認しておくと安心です。ただし、屋根の上など高所での自己判断は大変危険です。まずは室内で確認できることから始め、少しでも不安があれば専門業者へ相談しましょう。

以下のような症状は、アンテナからの重要なサインかもしれません。

これらのサインが見られたら、被害が大きくなる前に専門業者へ点検を依頼するのが賢明です。早めの対処が、結果的に修理費用を抑えることにも繋がります。

エラーコードから探す

E100というエラーコードが出た場合、多くはテレビ視聴に必要なB-CASカードに関連するトラブルが原因です。

E101は、デジタル放送対応のテレビでB-CASカード（またはC-CASカード、ACASチップ）の読み取りに問題が発生した際に表示されるエラー

E201は、テレビの受信電波のレベルが低下して映像を映せない状態を示すエラーコード

E202は、地上デジタル放送やBS・CS放送、さらには4K放送でも、何らかの理由で電波が届かない場合に発生する一般的なエラー

E209は、テレビのBS/110°CSデジタル放送用チューナーが検出するエラーの1つです。

0020は、テレビの電波受信レベルが低下している際に出るエラーコード

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【八木式アンテナ】魚の骨のような形状をしており、広範囲のエリアに普及しているテレビアンテナ。

【デザインアンテナ】箱型のコンパクトなデザインが特徴のテレビアンテナ。外壁に設置しても家の外観を乱さない形やカラーを展開しています。

【ユニコーンアンテナ】マスプロ電工が販売しているテレビアンテナ。縦長かつスマートな形状が特徴であり、地上波デジタルアンテナの中でも無指向性アンテナである珍しい特性を有しています。

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